血糖値が上がりづらいお菓子をずっと販売したいと思っていました。
色々な条件が重なりようやくこの夏、かき氷からスタートしましたが、どうしてそのようなお菓子を販売したいと思ったのか、きっかけから遡って書いてみようと思いました。
久々の長文ですがお付き合い頂けると嬉しいです。
過去、店舗にする前、アパートの一室で無店舗販売をしていた2011年に『砂糖病』についての記事を書いたことがあります。
今は『砂糖病』という言葉は使われていませんね。
(言葉がおどろおどろしくて怖い・笑)
『血糖値の乱高下』とか
『血糖値スパイク』などと呼ばれているようです。
低糖質のお菓子に興味を持つきっかけについて書いた当時のブログを引用、一部修正して書き直してみました。
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菓子作りを職業にしている私が実際に体験した砂糖病について、自身の体験験談を交えながら書かせていただこうと思います。
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時を遡る事2004年。21歳目前、お菓子の世界に入って3カ月。
もともとOLをしていた頃からその症状はあったのですが、その状態は当たり前だと思っていたので、まさか病気だとは思いませんでした。
(※注…病名がつく病気ではありません)
その症状とは…
・常にだるい
・頭がボ~っとする事が多い
・頻繁な頭痛
・異常に疲れやすい
・常に胃がもたれている又は頻繁な胃痛
・肌荒れ、吹き出物
・激しい気分の波(無気力、イライラ、落ち込みやすい)いかがでしょうか。一見身近でよくありそうな症状ですよね。
…そう思うのは私だけでしょうか?(笑)
私は昔から甘いものが好きだったので、
会社員の時は休憩時間にはアメやチョコレートを食べたり、週末には『自分にご褒美』といってケーキを買って帰ったり甘いものを食べに出掛けたりしていました。
そして製菓専門学校入学。
(会社員から製菓学校入学へのいきさつはまた改めて、起業についての記事で書こうと思います)
私は夜学に通っていたので、昼間はカフェに勤務し、その後学校へ。
学校へ行くと友人が誰かしらお店のケーキを持ってきてくれるので授業が始まる前にガツガツと食べていました。
一仕事終えた空腹の身に染みてより美味しく感じました(笑)
そして実習で作ったお菓子を試食。1番覚えているのは各班(全6班)それぞれのシュークリーム(BIGサイズ)を食べ比べしようとペロリと食べた事。
食べられるのです、ペロリと。
食べ始めると止まらないのです。
仕事がお休みの日はケーキ屋さんをハシゴ。
最高で1日6店舗回ったこともあります。
この生活を続けて3ヶ月。ようやく体の異常に気付きました。
ある日の朝、体がだる過ぎて起きられないのです。
どうしても体を起こす事が出来ず、その日の仕事を休ませてもらう事に。
お店の方々に迷惑を掛けてしまった事と、自分自身の怠惰に激しく落ち込みました。
その後体はだるく、ボ~っとしたまま。気分も落ち込んだまま。
胃は常にもたれ&キリキリ痛い。
しかし、甘いものを食べるとテンションが上がって元気になるし食べている時は幸せを感じる事ができるので、自宅にキープしてある実習で作った焼き菓子やケーキ屋さんで買ったお菓子を食べてテンションを上げていました。
しかし気分がハイになったのも束の間、すぐにまたドーーーンと気分が沈みます。
そしてまた、だるさとボ~っとした状態が始まり…。
この状態を何度くり返したことか…。
絶対に何かの病気かと思いましたが、ただの怠惰と思われる状態だった為病院には行きませんでした。
そんな状態が続いたある日、3つ子で街を歩いていたら少し歩いただけでも激しく疲れてしまい、歩けなくなってしまいました。
本当にあの時は辛かった…。
喫茶店になだれ込むように入り、イスに座りぐったり。
その様子を見た姉2人はびっくりして、私を『異常だ』と言いました。
確かに異常…。
心配してくれた、ヨガのインストラクターをしている姉(私と対照的な職業・笑)が
『それは砂糖病というらしい』という情報をくれました。
症状を聞くと、まさに私そのものでした。
マクロビオティックや東洋医学の世界では砂糖病(別名:シュガーブルース)は有名なようです。
さて、その『砂糖病』とは一体何なのか。
(※砂糖病…現在では『血糖値の乱高下』『血糖値スパイク』などと呼ばれています)
長くなったので続きは
次回に書きます!