【砂糖依存はどうして起こるのか】の続きです。
砂糖中毒状態になってしまい日常生活に支障をきたすようになってしまった私。
その異常な状態を見たヨガインストラクターの姉が、当時お世話になっていたヨガ教室主催の2泊3日『砂浴合宿』に誘ってくれました。
中毒になったのは夏だったので、グットタイミング!(笑)
砂浴とは、海辺の砂浜の中に全身(目・鼻・口以外)を埋め、ただひたすらジーー…っと1日中埋まっている、というもの。
寝てるだけで良いなんて、なんて楽なんだ…!!と思いましたがこれが辛い…。全然寝られません。
(注・砂浴は専門家の指導・管理の中で行われました。独自の判断ではなさらないようお願いします)
体に老廃物が溜まっている人は特に苦しいのだそうで、症状は人によって違うそうです。
私の場合は左半身がズシ――ンと重く感じる上、チクチクして痛かったです。
左半身に反応があるというのにも意味があるそうなのですが、話が反れてしまうのでまたいつか。
最初は辛くて1時間ともたず、すぐに出たくて出たくてしょうがなかったのですが、2日目の午後くらいから砂糖が抜けてきたせいか、気がついたら寝ていた…という状態になりました。
日中は砂浴をし、夜はヨガ。
ヨガは完全初心者なので主催の先生に指導して頂きました。
先生は初対面で会うなり
『お前さんは甘いものが好きだろ。甘いものを食べてる人の顔をしてるよ』
とおっしゃいました(笑)。
先生は一目でその人がどういう食生活をしているのかわかるのだそうです。
翌朝、先生の隣で朝食を頂いていると、先生が私のお味噌汁の中に醤油をじゃっと入れていました。
ビックリしていると
『お前さんは塩とれ!!』と(笑)。
そのしょっぱいお味噌汁は異様においしかったのですが、それは体がミネラルを欲しているからだそうです。
※砂糖を取りすぎた後は塩分を取れば良い、という事ではありませんのでご注意を。
おかげ様でその3日間はお菓子を食べなかった環境と、辛かった砂浴のおかげで体がかなり楽になり、久しぶりの爽快感でした。
…しかし自宅に帰ると、以前買い溜めしておいたお菓子がたくさんありました。
誘惑…クセで、手が伸びそうになりましたが、同じ事を繰り返したくないという想いが強かったので、全部家族に渡しました。
(家族は普通体質なので・笑)
しかし日頃のお菓子を食べる習慣はすぐには直らなかったので、当時マクロビオティックの本を買い、砂糖無しのお菓子を作って食べていました。
北海道産の体を温めるてんさい糖で小豆を煮たものや、豆乳を使ったレモンタルト、チョコレート・砂糖無しのガトーショコラなどなど…。
食事は玄米を食べたり、ミネラル豊富な海藻やカルシウムを意識的に食べたり、食事にも気を使うようになりました。
(※今思い返すとタンパク質が圧倒的に足りていませんでしたが…)
9月から学校が始まり、また以前のような生活が戻ってきましたが、以前とは違いケーキを口に入れたとたん、キ―ンっと体が反応するのを感じたのでセーブできるようになりました。
あれから約20年…。
特別に意識する事なく普通に甘いものも楽しんで食べていますが、以前のようにはなりたくないとは思っているので気を付けています。
疲れていて甘いもの食べ過ぎたかな、という時はちゃんと身体が反応するので『お~、きたきた』と冷静に捉えられるようになり、しばらくは意識的に食べないようにしたり、私の場合はカフェオレ(無糖)を飲むと落ち着くのでそれで紛らわしたりしています。
話は戻りますが、私はたまたま『砂浴』『お菓子が食べられない環境(合宿)』というきっかけがありましたが、必ずしもそれをしなければいけない訳ではありません)。
『もしかして、わたし砂糖中毒?』を思われる方がいらしたら、今はネットで検索すると良い情報が沢山あります。(そっち!?)
個人的におススメなのはこちら
・身近(自宅・職場等)に甘いものを置かない。
・調味料の砂糖をみりんやエリスリトール(次回ブログに書きます)に変える
・食物繊維と一緒に摂る
・食事の際、野菜、たんぱく質を先に食べる
・甘いものを食べたいときは飲み物やヨーグルト+ナッツにフラクトオリゴ糖や低糖質の甘味料(次回ブログに書きます)をかけて食べる。
・市販されている低糖質のお菓子を選ぶ
甘くても血糖値がほぼ上がらない甘味料については次回書きますが、最近はスーパーやドラッグストアにも並ぶようになりました。
ちなみに…ドレッシングやケッチャプなどの調味料などにも糖はかなり使われているので、知らず知らずのうちに糖を沢山とっている事も珍しくありません。
気になる場合は裏の原材料表示を見てみる事をおススメします。
ただ、何が血糖値を上げるものなのか、上げないものなのか。
『カタカナ横文字の原材料』が全て悪者なのか、というとそうでもないという事。
糖の種類やカタカナ文字の原材料については次回改めて書こうと思います。
今日もお読み頂きありがとうございました!