パウンドケーキ専門店くみぱうんど

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【砂糖依存はどうして起こるのか】

写真はイメージです<br>

写真はイメージです

前回の
【低糖質商品を始めようとしたきっかけ】の続き です。

始めにお伝えしますが、この
『砂糖依存』『砂糖病』『砂糖中毒』『シュガーブルース』等々の言葉…。
個人的にはなんだか怖い感じがして嫌だし、
『この世から砂糖を排除したい!!』『砂糖は悪だ!!』
と思っている派ではありません。

だとしたら砂糖を使ったパウンドケーキを作って販売している自分は極悪人(笑)。

あくまでこういう事が体の中で起きるので

『食べ過ぎない事がおすすめです』
という事だったたり

『今後の選択肢の1つの情報として捉えてほしい』
と思って書いています。


それでは始めます


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私は当時、まるで中毒のようになって自分自身をコントロールできなくなってしまいました。

日にちが変わると『砂糖摂取リセット』。
なぜか0始まりになって『また砂糖を取って良いんだ!』というおかしな考えになっていました(笑)。

では、砂糖依存はどうして起こるのでしょうか?


砂糖は小腸から吸収されるのですが血中に取り込まれるのがとても早く、血糖値が一気に上昇します。

すると体はびっくりして、急上昇した血糖値を下げようと膵臓(すいぞう)から大量のインスリンというホルモンを出します。
(糖尿病関係でもよく聞きますよね。あのインスリンです。)

大量のインスリンのおかげで、今度は血糖値がガク―ンと下がり、…いや下がりすぎて低血糖状態になります。

この低血糖状態になると頭がボ~っとしたり強い眠気、だるさがやってきます。そうすると気分を上げようと、また甘いものに手が伸びる…。こうして負のループが起きるのです。

ちなみに血糖値が急降下する時は感情が不安定になり、強い不安を感じたり、最近多いパニック発作が起きやすくなるそうです。


食後少し時間が経つと眠くなったりしますが、これは血糖値が下がった為です。
ただ、普通の食事では血糖値が急上昇する訳ではなく、ゆっくり上がってゆっくり下がる為、体に大きなダメージはありませんのでご心配なく。

この『血糖値がゆっくり上がってゆっくり下がる…』についてはまた改めて書きます。


低血糖の状態が続くと、血糖値を上げようとアドレナリンというホルモンが放出されるそうですが、それも出過ぎると思考力や集中力がなくなり、イライラします。

血糖値の 急上昇 → 急降下 (乱高下)は体に大きな負担となり疲弊してしまいます。

そして、砂糖は体内で分解される時にビタミンやミネラルなどが使われる為、ビタミン不足による鬱、疲労、貧血、頭痛などが起きたり、ミネラル(カルシウム)不足のイライラも起きたりします。

イライラしてしまう自分を責めたり、やる気が起きず怠惰な自分が大嫌いになったりもしました。
(今もよくありますけどね(笑)。けれど気持ちの深刻度が違います。)


話は少し反れますが、血糖値を下げるために出るインスリンというホルモンは別名『デブホルモン』と言われています。

インスリンの働きによって糖が細胞にすみやかに入っていき、エネルギーになって体は元気に動けるのですが、過剰になると中性脂肪として蓄えられてしまいます。

これが続くと糖尿病へ…と話は続いていくのですが、今日は『砂糖依存はどうして起こるのか』についてのお話なのでここまでにします。



ちなみに…
無責任かもしれませんが、私の本業は『菓子を作って販売する事』であり、医療関係者や研究者ではありません。

この記事はあくまで自分の体験を通して
『血糖について知って頂くきっかけ』として読んで頂けたらと思って書いたものなので、詳細のお問合せはご遠慮ください。

もっと突っ込んで知りたい!という方は、詳しい情報が医療機関や糖尿病関連サイトなどに沢山出ていますし、書籍も多数出ています。
ぜひ調べてみてください。



今日ここに書いた事(砂糖依存)を経た後、私は砂糖依存から抜け出してお菓子の仕事を続けました。

砂糖依存からどのようにして抜け出したのか、又その後、菓子業界とどのように向き合おうとしたのか、これからどうしていきたいのか、話は続きます。
糖についての説明の後、いきさつを書く予定です)


今日はここまで。
お読みいただきありがとうございました。
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