前回の
【低糖質商品を始めようとしたきっかけ】【砂糖依存はどうして起こるのか】の続き です
糖の種類について、ざっくりですが表にしてみました。
パソコンで作るカッコいい表の作り方がわからないので手書きにしました(笑)
線などなどゆがんでいるのはお許しください。
糖質の「単糖」「少糖」「二糖」「多糖」は一体何の数かというと繋がっている糖の数です。
【図2】をご覧ください(偉そうに言える図ではありませんが)
『単糖』は
「ブドウ糖1個」
「果糖 1個」
「ガラクトース1個」
『二糖類』は
「ショ糖=ブドウ糖1個+果糖1個」
「麦芽糖=ブドウ糖1個+ブドウ糖1個」
「乳糖=ブドウ糖1個+ガラクトース1個」
2個の糖が繋がったものです。
『多糖類』は
「ブドウ糖1個+ブドウ糖1個+ブドウ糖1個+ブドウ糖1個+ブドウ糖1個……」と沢山の糖が連なったものです。
糖が身体の中に取り込まれて消化吸収される時、これらの糖が切り離された後吸収されるのですが、多糖類は沢山切り離さなければならないので吸収されるまでに時間がかかります。
逆に単糖類は切り離す必要が無いのですぐに身体に吸収されます。
これが血糖値の上がり方に影響してきます。
【図1】右の図へ移ります。
単糖類(次いで二糖類)は血中に一気に糖が取り込まれる為血糖値が急上昇します。
→急上昇した血糖値を下げようとインスリンが急いで沢山出ます
→血糖値が急降下する為、低血糖状態になります。
→だるさや眠気、不安感などを感じやすくなります。
逆に多糖類は切り離しに時間がかかる為、切り離された糖から順番に血中に取り込まれます。
→取り込まれた分から少しずつインスリンが出で吸収されていきます。
→吸収されてもまた次の糖が入ってくるので血糖値がすぐに下がることはありません。
という感じです。
これだけを見ると多糖類はいくら食べても良いのかと思いそうになりますが、これはあくまで血糖値の部分にフォーカスした話です。
量が増えればその分体に吸収されるのでエネルギーで使われない分は脂肪などになってしまいます。
なんでもほどほどに、ですね。
話は変わりますが、
『糖質オフ』と
『糖類オフ』は意味が違います。
『糖
質オフ』は図1の単糖類~糖アルコールまで、全てオフの事を言います。
『糖
類オフ』は単糖類と二糖類がオフの事を言います。
なので、オリゴ糖や多糖類、糖アルコールを使用している場合は『糖質オフ』とは言えません。
当店が販売しているかき氷は糖アルコールを使用しているので
『糖質オフ』ではなく『糖類オフ』です。
糖アルコールについては次回書きます。
お読み頂きありがとうございました!
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改めて…
私の本業は『菓子を作って販売する事』であり、医療関係者や研究者ではありません。
この記事はあくまでこの記事を通して
『血糖について知って頂くきっかけ』になれば良いなというのと、今後当店も低糖質のお菓子を販売するのでその為に書いています。
血糖値や砂糖依存についてのご相談やご質問はご遠慮頂けますようお願いいたします。
もっと突っ込んで知りたい!という方は、詳しい情報が医療機関や糖尿病関連サイトなどに沢山出ていますし、書籍も多数出ています。
ぜひ調べてみてください。